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2017年08月08日

つむじ二つはヤンチャ馬!?先人たちの教えには必ず理由が

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札幌出張中に興味深い話を聞いた。私と同じく、7月下旬に札幌入りした2歳新馬を取材したときのことだ。担当者が悩ましげな顔をしながら、こう言った。

「この馬、珠目下(しゅもくげ)なんですよねぇ」。



珠目とは、額にある旋毛(人間で言う、つむじ)のこと。眼の上線と下線の間にあるものを珠目正、それより上なら珠目上、下なら珠目下(しゅもくしたとも言う)と言う。



また、二つあるものは珠目二と呼ばれ、昔から「気性の悪い馬が多い」と、よく厩務員さんに聞かされていた。それは知っていたのだが、珠目下については正直、詳しく知らなかった。



聞けば、やはり気の悪い馬が多いらしく、また数的にも珍しいのだそう。しかも、彼の場合は「この前、栗東で担当していた馬も珠目下だったからビビっていたんです。実際にやってみると、とにかく気が悪くて大変でした。



全然、体を触らせてくれないし、気を損ねると急に蹴りを入れてくるし…。それが続けて今回もですからね。参りました」。今のところ、札幌へ入厩した新馬は順調に調整されているが、気の抜けない日々が続くことは間違いないだろう。



もちろん、珠目が競走能力に影響するという因果関係は証明されていない。実際に、彼の厩舎には以前重賞を4勝した珠目二の牝馬が在籍していた。


ただ、その馬もかなりやんちゃで「担当厩務員さんいわく“血統登録には珠目二と表記されていたが、あの馬は間違いなく珠目三だった”と言っていました。確かに、めちゃくちゃ気性の荒い馬でしたよ。


交流重賞へ使いに行ったとき、返し馬で“不良”と発表されていたダートにジョッキーを振り落として…もう泥だらけ。まあ、勝ったから良しとなりましたけど、とにかく手のかかる馬でした」と話していた。



また、さらに続けて「後双門(うしろそうもん)って知ってます?」と聞かれたのだが、それは初耳だった。


教えてもらうと「お尻のやや下にある旋毛で、それがある馬はかなり凶暴らしいです。昔の人は“俺はそんな馬、絶対にやらん”って断ってたらしいし、今でもベテランの助手さんは乗りたがらないですね」と話していた。


日進月歩で進化する日本の競馬。トレセン内にも若者が多く入り、昔から言い伝えられてきたこれらの“格言”は、調教技術の進歩によって、そのうち“迷信”に変わることだろう。


それでも、備えあれば憂いなし。先人たちの教えには必ず理由があると、私は思う。



競馬ファンにはなかなか伝わりづらい部分だが、いまやネットで血統登録証明書が閲覧可能な時代。興味のある方にはぜひ見ていただきたいし、私自身も、競馬界にまだまだある先人達の格言を、今後も伝えられればと思う。ちなみに有名どころではトウカイテイオーが“珠目二”、マヤノトップガンは“後双門”だったそうです。


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posted by 競馬王 at 22:40 | Comment(0) | 競馬関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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